〈時代の正体〉差別主義者が講演計画再び 川崎市は指針準用し対応へ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

〈時代の正体〉差別主義者が講演計画再び 川崎市は指針準用し対応へ

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2017/11/14 02:00 更新:2017/11/14 06:45
【時代の正体取材班=石橋 学】ヘイトデモを主催するなど人種差別を扇動する極右活動家、瀬戸弘幸氏が12月10日に川崎市川崎区の市教育文化会館で講演会を計画していることが13日、分かった。市は公的施設でのヘイトスピーチを事前規制する全国初のガイドラインを公表したばかり。施行は来春だが、「一人一人の尊厳を大切にする」とうたうガイドラインの考え方を準用するとしており、対応が注目される。

 会館利用にあたって瀬戸氏らは「ヘイトスピーチを考える会」名で団体登録。13日、インターネット予約システムを通じて申請を行い、受け付けられた。

 瀬戸氏は、人種差別主義団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の後継組織、極右政治団体「日本第一党」の最高顧問も務める。市内で差別・排外主義者を集めたヘイトデモや講演会を重ね、標的にされている在日コリアンの人権被害を拡大させてきた。

 市は差別的言動を違法とするヘイトスピーチ解消法の施行を受け、公共施設が人権侵害に利用されるのを防ぐガイドラインを策定、9日に公表した。ヘイトスピーチが行われる恐れがある場合、「警告」「条件付き許可」「不許可」「許可取り消し」の措置を取ることができる。

 会館側は、申請の有無や日時について「個人情報」を理由に明かしていないが、瀬戸氏がブログで「川崎市内での開催」を告知していることを踏まえ、「各施設の利用者には外国人市民も大勢おり、懸念を抱くのは当然。団体側に講演内容やヘイトスピーチをするか否か確認を取り、結果次第で『許可取り消し』を含めて対応を検討することになる」としている。


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