全会一致で初の98条委 横須賀市議会、市長「虚偽答弁」を審査|カナロコ|神奈川新聞ニュース

全会一致で初の98条委 横須賀市議会、市長「虚偽答弁」を審査

横須賀市議会で初の98条委設置を決めた本会議

 横須賀市議会は16日、吉田雄人市長が知りながら、市全額出資法人が市有地で違法営業を1カ月続けていた不祥事など、市長が関与した三つの問題を究明するため、地方自治法98条に基づく検査特別委員会を設置した。市長に近い会派も含め全ての議員が賛成した。98条委の設置は同市議会では初めて。

 名称は「吉田市長の不透明な市政運営に関する検査特別委員会」。市議41人のうち12人が委員となり、帆船招致をめぐって市長が虚偽答弁を重ねたと指摘される事案と、市長に献金していた人物を市職員として採用した問題も審査する。この日の同委では自民党の木下憲司氏を委員長、公明党の石山満氏を副委員長に選出した。

 設置を受けて吉田市長は記者団に「答弁や市政運営で誤解が生じるところがあったのかもしれないので、解消できるよう説明責任を果たしていきたい。疑義を持たれないような市政運営を心がけねばならない」と語った。

 98条委は県内では、松沢成文前知事時代の2003年に県議会で設置された例などがある。同委では、通常の委員会には出席しない職員も複数呼び質疑を行った一方、外部の参考人を招致できなかったことなど任意の協力に依存する限界も見えた。

 今回の問題については、より権限の強い百条委員会に移行すべき、との意見が同市議会の内部から上がっていることに加え、横須賀市政に詳しい法学者からも「(違法営業問題は)単なる建築基準法違反では済まされないのでは」との指摘が上がっている。

 審査は原則公開で、次回は30日に開かれる予定。

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