サッカーの日本一を決める第100回天皇杯全日本選手権は1日、東京・国立競技場で決勝が行われ、川崎フロンターレが同じJ1勢のガンバ大阪を1―0で下して初優勝を果たした。史上最速で制覇したリーグ戦に続き、クラブ初のシーズン2冠も達成した。
フロンターレは前半から圧倒的に攻め続け、後半10分に新人MF三笘薫のゴールで先制。終盤は相手に押し込まれたものの、主将のDF谷口彰悟を中心に体を張った守備で失点を許さなかった。今季限りで引退する元日本代表MF中村憲剛は出場機会がなかったが、プロ生活18年間の最後の公式戦を勝利で終えた。
新型コロナウイルスの影響で、今大会は規模を縮小して開催された。J1王者としてシードされたフロンターレは準決勝から登場。J3優勝のブラウブリッツ秋田を2―0で下し、4大会ぶり2度目の決勝に駒を進めていた。
サッカー天皇杯、川崎が初制覇 三笘の先制を守り切り2冠
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サッカー天皇杯初優勝を果たし、大喜びの中村憲剛(中央)ら川崎イレブン=1日、東京・国立競技場(代表撮影) [写真番号:466309]