0─3の前半19分。敵陣ゴール前のラックから持ち出したのは桐蔭学園のロック青木だ。「自分が流れをつくらなくちゃと思っていた」。一時逆転となるトライをねじ込んだ。
冷静だった。「風下に立って厳しくなるのは予定通り」。窮地にも動じない。「コンタクトをばちばちとやりあって、楽しめた時間だった」。京都成章のジャージーを見れば呼び起こされる苦い記憶がある。
2019年春の選抜大会準決勝。…
桐蔭・青木と粟飯原、鍛錬の末のトライ 「自分が流れを」
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【桐蔭学園―京都成章】後半、4人の相手選手に囲まれながら突破を図る桐蔭学園の青木=花園ラグビー場(立石 祐志写す) [写真番号:473858]
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【桐蔭学園―京都成章】後半、桐蔭学園の粟飯原が勝ち越しのトライを決める=花園ラグビー場(立石 祐志写す) [写真番号:473859]