Bリーグ、29日に2年目開幕 飛躍誓う川崎、横浜
川崎ブレイブサンダース | 神奈川新聞 | 2017年9月28日(木) 15:47
激戦区で優勝目指す
川崎が狙うのは、2代目王者しかない。
5月のチャンピオンシップ(CS)決勝。初代王者は栃木に譲った。勝負どころの守備、リバウンド-。一瞬のミスが失点につながった。主将篠山は「チームとして忘れてはいけない日になった」と話す。
今季は3選手が加入。スパングラー、磨々道らが抜けた穴を、堅守が光るデービス、チーム最年少の小澤が埋められるか。昨季MVPのファジーカス、けがに泣かされた1年だったエース辻も雪辱に燃えている。
昨季のCS進出5チームが集う激戦区で戦う。それでも篠山は「ぶっちぎりの1位は難しいけど、厳しい戦いの中で成長できる」と武者震いする。開幕戦はホームで名古屋Dを迎え撃つ。辻は「ことしは地に足がついている。まず2連勝を飾る」。2年目の悲願へ、川崎の戦いが始まる。
新戦力迎えCS狙う
昨季は土壇場で1部残留を決めた横浜が、チャンピオンシップ進出を目指して立ち上がる。
13人中8人が30代とベテランぞろい。昨季は終盤に失速して逆転を許すことが多く、今季から指揮を執る古田悟監督(46)は「全員でタイムシェアをしていく。その日の調子で先発も変える」と40分間を見据えた柔軟な起用を考える。
新加入選手もビッグだ。元NBAのサビートは今月来日したばかり。リーグ最長身となる221センチの30歳は「勝つだけだ」と眼光鋭い。米ドミニカン大でプレーした24歳の田渡も「アグレッシブなプレーで流れをつくりたい」と意気込む。
ホームで迎える開幕戦の相手は滋賀。シューター川村は「現時点で自分たちは最下位。どのチームも強いとリスペクトした上で、コートの上でたたくだけ」。新生横浜が2年目の航海に出る。