2020年シーズンに臨む社会人野球の県内主要チームの陣容が出そろった。東京五輪開催の影響で都市対抗大会が11月下旬、日本選手権が7月上旬に開幕する変則日程が組まれ、球春到来を告げる東京大会は新型コロナウイルスの感染拡大で中止が決定。公式戦の本格的なスタートは4月以降に持ち越された。10年ぶりの黒獅子旗を狙う東芝、昨秋の日本選手権8強の三菱日立パワーシステムズ、大久保秀昭監督が6季ぶりに復帰したJX─ENEOSの企業3チームの戦力を紹介する。
=メンバー表の年齢は2020年の満年齢
【東芝】
投手陣底上げ、再起を
昨季は都市対抗大会4強入りも、続く日本選手権で初戦敗退に終わった東芝。就任3季目に臨む平馬監督の下、「Guts‼」をスローガンに掲げて再起を図る。
岡野(中日)と宮川(西武)のダブルエースがプロ入りし、投手陣の底上げは急務。近藤、柴田の両右腕や最速154キロの新人北山の台頭が待たれる。
打線は都市対抗大会首位打者の石川を先頭に据え、主砲の松本や打撃センス抜群の金子、福山ら勝負強い打者が続く。新人谷川のパンチ力にも期待したい。