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高校野球神奈川大会
試合速報・結果(2021年7月14日)2回戦

高校野球 | 神奈川新聞 | 2021年7月13日(火) 22:20

 第103回全国高校野球選手権神奈川大会第5日は14日、サーティーフォー保土ケ谷球場など11会場で2回戦24試合が行われ、第1シードの桐光学園や第2シードの相洋などが勝ち上がった。

 第2シードの横浜商(Y校)はエース山口塁(3年)が7回参考の完全試合を達成し、7─0で伊志田を破った。湘南工大付は井上藍輝(2年)の2試合連発となるサヨナラ本塁打で戸塚を下した。

 相模原中等─鶴見は降雨の影響で中止となった。

 第6日は15日、同球場など11会場で2回戦23試合が行われる。

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サーティーフォー保土ケ谷球場

【桐光学園-横浜南陵】

 【評】桐光学園が盤石の試合で初戦突破した。初回に篁の先頭打者二塁打などで先制すると、四回に5本の単打、六回には4長短打を集めて攻略。先発渋沢は威力十分の直球で圧倒した。横浜南陵は先頭吉住が2安打と奮闘。七回に瀬川、木村の連打で1点を返し意地を見せた。

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(2)神奈川大付桜丘

【神奈川大付-桜丘】

 【評】桜丘が中盤の集中打で主導権を握り逃げ切った。四回に3連打などで3点先制し、五回は四球を足掛かりに2点加えた。3安打の福島、2安打2打点の宝蔵寺の活躍が光った。神大付は七回に無死から4連打で2点を返し意地を見せ、無失策の堅守も披露した。

 ●神奈川大付・1年富原 (代打で適時打)どうしても走者をかえしたかった。食らい付いた。

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バッティングパレス相石スタジアムひらつか

(1)横浜商伊志田

【横浜商-伊志田】

 【評】横浜商は右腕山口が7回参考ながら完全試合を達成した。緩急を駆使して10奪三振。フライアウトは三つと相手打線を翻弄(ほんろう)した。主砲畠山は3安打。伊志田は先発永野が高めを有効に使い、五回まで連打を許さなかっただけに打線が応えたかった。

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【横浜緑ケ丘-藤沢翔陵】

 【評】藤沢翔陵は冨田─古沢の無失点リレーで快勝。先発冨田は要所で内外に投げ分け、八回までゼロを並べた。打線も甘い球を逃さず11安打で相手に重圧をかけた。横浜緑ケ丘は水越が6失点で投げ抜き、打線も2度の盗塁死を喫しながら攻めの姿勢を見せた。

 ●横浜緑ケ丘・主将岡田 最後まで(エースの)水越に頼り切りだった。私学相手に投げ切ってくれた。だからこそ打ちたかった。

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大和スタジアム

(1)相洋横浜桜陽

【相洋-横浜桜陽】

 【評】相洋が11長打を含む18安打で24点を挙げ、五回コールド勝ち。初回に犠飛と四球を挟んだ6連打などで、11点を先取。二回以降も毎回長打が飛び出し加点した。先発二宮は3回無失点で、打っては4安打4打点。横浜桜陽は13四死球と投手陣が苦しんだ。

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【横浜隼人-小田原城北工】

 【評】横浜隼人が8安打10得点と効率良く攻め、五回コールド勝ち。初回は2四球と3長短打で4点を先取。以降も犠打を絡めてそつなく加点した。渡辺が3長打で6打点。先発辻永は5回無失点。小田原城北工は2安打に抑えられ、反撃の糸口をつかめなかった。

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サーティーフォー相模原球場

(1)光明相模原慶応

【光明相模原-慶応】

 【評】慶応は12安打で9得点と快勝した。打者一巡した二回は4短長打で4得点、三回には荒井が2ラン。積極的なスイングで畳み掛けた。荒井─宮腰も自責0の継投で危なげなかった。光明相模原は金子が3安打と気を吐いたが、失策から大量失点の二回に泣いた。

 ○慶応・荒井(三回に公式戦初アーチとなる2ラン) 投手でも投げることだけが仕事じゃない。自分自身も打撃が好きだし、感触的にも入ったと思った。

 ○慶応・森林監督 勝つことで成長する時間をもらえる。戦力を上げていかないと、東海大相模や横浜とは勝負にならない。まだ成長できる。

 ●光明相模原・主将金子(3安打でチームをけん引) 今まで大差で負けるのが課題だったので克服できずに悔しい。自分的には楽しくて、忘れられない経験となった。

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(2)湘南学院麻生

【湘南学院-麻生】

 【評】先発全員得点の湘南学院が圧倒した。二回に4四死球に2安打を絡めて効率よく3点を加えるなど、12安打が単打のコンパクトな打撃が際立った。中井─晒谷の継投も隙を与えなかった。麻生は投手陣が9四死球と崩れ、打線も二塁を踏めなかった。

 ●麻生・主将高橋 12大会ぶりに勝利できたことは学校にとって大きかったが、ベスト16の目標には遠く及ばなかったので50点以下。守っていて相手の気迫を感じた。

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(3)相模原中等鶴見(雨天中止)


横須賀スタジアム

(1)津久井浜県商工

【津久井浜-県商工】

 【評】投打がかみ合った県商工が七回コールド勝ちした。1-1の三回に2四球、敵失を生かして勝ち越し、臼井の2点二塁打などで一挙5得点。左腕田中は毎回走者を背負いながらも、7回4安打2失点で粘った。津久井浜は要所のミスで流れに乗れなかった。

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【逗子開成-麻布大付】

 【評】両チーム合わせ28四死球の乱戦を麻布大付が制した。7-6の七回1死二塁に塚田の適時二塁打で同点とし、岩下の中犠飛で勝ち越した。二回途中から継投の左腕斉藤が勝機を引き寄せた。逗子開成は九回に1点差まで迫ったが投手陣の乱調が響いた。

 ○麻布大付・主将塚田(乱戦を制し) 集中力は切れず、打撃からリズムを生もうという意識が最後まで絶えなかったのが勝ちにつながった。

(3)県横須賀横浜栄

【県横須賀-横浜栄】

 【評】横浜栄が最終盤に試合をひっくり返した。1点を追う九回2死一、二塁から相手内野守備の乱れで2点を奪って逆転。右腕脇山は四回以降に立ち直り、13奪三振の力投で流れを呼んだ。県横須賀は主戦奥野を中心に好プレーを連発したが、最後のミスに泣いた。

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藤沢八部球場

【藤嶺藤沢-柏木学園】

 【評】藤嶺藤沢は右腕城島が多彩な変化球で的を絞らせず、7回を無失点。打線は5本の長打攻勢にスクイズバントを多用、10得点に攻め幅の広さを見せた。祝は5安打4打点と大活躍。柏木学園は打線が4安打1得点に抑えられたが、投手陣の粘投が目を引いた。

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(2)藤沢工科高浜

【藤沢工科-高浜】

 【評】藤沢工科の左腕大原が13三振を奪い、5安打1失点で完投。直球に力強さがあり、落差のあるカーブも生きた。打線は先発全員の13安打で5得点、振りが鋭かった。高浜は二回に無安打で先制するも以降はゼロ行進。2併殺の守りは鍛えられていた。

 ●高浜・諏訪部(2安打で主砲として気を吐く) 左投手を苦にしていたけど、最後の打席で引っ張って安打にできたのは思い出に残る。悔しいけど充実した気持ちもある。1年の夏の終わりに入部し、野球をやってきて本当に良かった。

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等々力球場

(1)生田川崎北

【生田-川崎北】

 【評】上位打線が活発な川崎北が攻め勝った。先頭川下は2試合連続の3安打で同点、勝ち越し、中押しのホームを踏むけん引ぶり。中軸もそろって打点を挙げコールド勝利につなげた。生田は山本進が3安打と気を吐いたが、失点につながる守りのミスが痛かった。

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(2)光陵

【橘-光陵】

 【評】投打がかみ合った橘の快勝。初回、先発葛木が3者連続三振で立ち上がると、打線は直後に4番津川の犠飛で先制。四回も葛木がけん制で反撃の芽を摘み、その裏打者一巡の攻めで突き放した。光陵は無失策とよく守ったが投打に力及ばなかった。

 ●光陵・主将長谷川(今大会初登板も2回2失点) 自分の良さを引き出してくれる(2年生捕手の)岡部がけがでバッテリーを組めなかったのが心残り。精神的支柱として新チームをまとめていってほしい。

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(3)相模原総合浅野

【相模原総合-浅野】

 【評】浅野が終盤に鮮やかな逆転劇をみせた。3点を追う八回、樅山の2点適時打と暴投で同点とすると、藤井の右翼線2塁打で一気に勝ち越し。再逆転の窮地も3番手上木が連続三振で切り抜けた。小刻みに加点した相模原総合だが中盤での逸機が最後に響いた。

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中栄信金スタジアム秦野

(1)七里ガ浜城山

【七里ガ浜-城山】

 【評】両軍2桁安打の乱打戦は城山が逆転勝ち。主戦豊田が終盤5回を零封。緩急を使い、切れのある変化球が有効だった。打線も15安打で援護し最大5点差をはねのけた。先発全員安打の七里ガ浜は二塁打7本と打線が好調だったが、あと一本が続かなかった。

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(2)上溝

【上溝-東】

 【評】投打がかみ合った東が快勝した。5長打を含む14安打と打線が好調だったが、犠飛やスクイズなど5犠打を絡める攻撃も効果的だった。主戦須郷はコーナーを丁寧に突き2失点で投げ抜いた。上溝は7回の2得点と無失策で意地を見せた。

 ●上溝・主将吉川 (2番手で登板)緊張して思うように制球できず、4番としても力を出し切れなかった。初戦の難しさがあった。昨年から出場している2年生が多いチーム。経験をさらに積んで、もっと上を目指してほしい。

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小田原球場

(1)鶴嶺厚木

【鶴嶺-厚木】

 【評】鶴嶺の右腕岡が1安打完封。直曲球を巧みに織り交ぜ、五回を除いて得点圏に進ませなかった。バックも無失策の好守を披露。鶴嶺の内田素、田辺も9安打を浴びながら1失点で踏ん張ったが、打線は早打ちが裏目に出て、1点が遠かった。

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(2)旭丘

【旭丘-菅】

 【評】旭丘が中盤以降に突き放した。同点の六回1死から三浦が勝ち越しの2点適時打を放つと、七回には敵失を突いて3点を追加。先発山口は伸びのある直球で押して7安打完投した。菅の辻永も力投したが、打線が六回以降1安打と援護できなかった。

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いせはらサンシャイン・スタジアム

(1)上溝南市ケ尾

【上溝南-市ケ尾】

 【評】上溝南のエース渋江が3安打完封。五回までに7四死球と制球に苦しんだが、高めを効果的に使って要所を締めた。打線は3安打ながら6犠打4盗塁と小技を絡めてそつなく4得点。市ケ尾は五回まで毎回先頭打者が出塁するも、本塁に届かなかった。

 ●市ケ尾・主将篠田 ベスト16を目標にしてきたので悔しいが、これまでやってきたことに自信を持ってプレーすることができた。

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(2)茅ケ崎武相

【茅ケ崎-武相】

 【評】武相のエース佐藤日が散発4安打に封じて完封。切れのある直球と変化球の制球がさえ、わずか1四球と危なげなかった。打線は初回に青木の適時打などで3点を先制し、主導権を握った。茅ケ崎は粘投の郡司掛が四回に三塁打を放つも、決め手を欠いた。

 ●茅ケ崎・エース郡司掛 立ち上がりに失点してしまい、自分たちの流れをつくれなかった。できることは精いっぱいしてきたし、試合も楽しくできたので良かった。

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俣野公園・横浜薬大スタジアム

(1)戸塚湘南工大付

【戸塚-湘南工大付】

 【評】両チーム12安打ずつの打撃戦は湘南工大付・井上のサヨナラ本塁打で決着。最大5点差から小刻みに得点し六回に田中の適時打で追い付くなど粘り強さがあった。戸塚は序盤に7得点を挙げたが、四回以降は4安打に抑えられリードを広げられなかった。

 ●戸塚・エース小原(サヨナラ本塁打を許す) 最後に得意球のスライダーを選べばよかった。湘南工大付さんは何度も練習試合をした相手。思いを託したい。

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【田奈・鶴見総合・釜利谷・永谷-藤沢西】

 【評】藤沢西が好機で力を発揮し五回コールド勝ち。初回に4得点すると、二回には竹村のランニング本塁打など5短長打。五回には山口の左前適時打で試合を決めた。田奈・鶴見総合・釜利谷・永谷は2安打を放ったが、二塁を踏めず力尽きた。

 ○藤沢西・主将山田(2安打2打点) 今年は3年生が6人しかいなくて苦労したが、いい結果につながってよかった。

 ●田奈・鶴見総合・釜利谷・永谷の主将蓜島 結果を出せなくて悔しい。最後の夏を迎えられてよかった。

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