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東海大相模、3度目V 春夏通算で神奈川勢最多並ぶ

高校野球 | 神奈川新聞 | 2021年4月2日(金) 05:00

【東海大相模―明豊】9回裏東海大相模1死満塁。小島が遊撃強襲のサヨナラ打を放つ=甲子園(立石 祐志写す)

 高校野球の第93回選抜大会は1日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝が行われ、神奈川の東海大相模は明豊(大分)に3─2でサヨナラ勝ちし、10年ぶり3度目の頂点に立った。東海の甲子園大会制覇は春夏通算5度目で、横浜(春3度、夏2度)の県勢最多に並んだ。

 東海は2─2の九回1死満塁で小島大河(3年)が遊撃手を強襲する安打を放ち、劇的な勝利を収めた。準決勝で2試合連続完封のエース石田隼都(同)は六回2死一、二塁の窮地から登板。この回を無失点で切り抜けると、以降も明豊打線を封じた。石田は今大会、29回1/3を投げて1点も失うことなくチームを優勝に導いた。

 新型コロナウイルス禍で昨年の選抜大会は中止となり、2年ぶりの開催。観客数を制限するなど感染防止対策が徹底される中で3月19日に開幕し、32校が熱戦を繰り広げた。

 2年連続12度目の出場の東海は、1回戦で東海大甲府(山梨)と対戦。延長十一回の末に3─1で競り勝つと、2回戦以降も投打がかみ合った。準決勝は2─0で天理(奈良)を退け、5度目の決勝に駒を進めていた。門馬敬治監督は「全員でつかみ取った優勝。最後の最後まで執念を持って戦った。小島の一打がこのチームの全てを物語っている」と喜びを語った。

【評】東海大相模が劇的にサヨナラ勝ち。2─2で迎えた九回。深谷のバント安打を足場につくった1死満塁から、小島の適時打で試合に終止符を打った。

 先手を取られる苦しい展開だったが、食らいついた。一回に1点を先制された後、すぐに小島のスクイズで追い付いた。1点を追う五回には求の二塁打で同点とした。

 先発の石川、四回途中から2番手で登板した求が踏ん張った。六回途中から3番手で登板したエース石田が切れのある変化球で抑え込んで得点を許さず、流れを呼び込んだ。

 明豊は七回以外は得点圏に走者を進めながら、2得点にとどまった。要所を締められて、あと1本が出なかった。好投した太田を援護できず、救援した京本も九回につかまった。

小島、熱戦に終止符 サヨナラに仲間歓喜

 10年ぶりの栄冠を執念の一振りでたぐり寄せた。同点で迎えた九回1死満塁。東海大相模の小島は2球で追い込まれたが、絶好球を待つつもりはなかった。

 「次のボールを絶対に振ってやる」

 
 

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