愛息は「孝行息子」
高校野球の秋季関東大会は27日、千葉・柏の葉公園野球場などで準々決勝が行われ、鎌倉学園は専大松戸(千葉)に0─6で敗れて52年ぶりの4強入りを逃した。先発した増島佳祐投手(2年)は、甲子園出場を願うOBの父・多加浩さん(56)の夢も乗せて力投。観客席で見守った両親はその姿を目に焼き付けた。
増島は内角を強気に突く投球で6回を3失点にまとめた。ダブルエースの一人として33年ぶりの出場に導いた右腕の活躍に、母・しのぶさん(53)は「観戦ができるようになったけど、どこか夢の中にいるような感じ。息子を含めて、部員全員に感謝しています」と目を細めた。
同校OBでもあるサザンオールスターズの桑田佳祐さん(64)の大ファンという両親は、増島に「佳祐」と名付けた。
鎌学・増島、親子鷹で目指す甲子園 父と2代“伝統のK”
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33年ぶりの秋季関東高校野球大会に出場した鎌倉学園ナインを見守る増島佳祐投手の父多加浩さん=千葉県柏市の柏の葉公園野球場 [写真番号:391929]
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【鎌倉学園-専修大松戸】鎌倉学園先発・増島=柏の葉球場 [写真番号:391930]