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【岡村社長のベイトーク】球場の熱気、外にも

ベイスターズ | 神奈川新聞 | 2018年7月3日(火) 11:46

オフィシャルホテルプログラム開始の会見後に写真に納まる岡村社長(右)と、湘南ホテルマネジメントの稲川好繁社長 =ホテル横浜ガーデン
オフィシャルホテルプログラム開始の会見後に写真に納まる岡村社長(右)と、湘南ホテルマネジメントの稲川好繁社長 =ホテル横浜ガーデン

 ベイスターズは、主力をけがなどで欠きセ・パ交流戦を8勝10敗で終えた。リーグ戦再開後もロペス、浜口の抹消など、安定してベストメンバーを組めない試合が続いている。しかし、岡村信悟球団社長は、目標であるリーグ制覇に向けて若きナインの奮闘を信じている。

 「チームは正念場を迎えつつある。昨季も同じような成績で5割に届いては割っての繰り返しだった。若手も出てきて選手層は確実に厚くなったが、主力が同時にこれほど抜けるのは正直予定外。ファンはもどかしく思っていると思う。交流戦を見る限り他球場での応援も着実に広がっているが、いま一番求められているのはチームを強くすること。一刻も早く巻き返して混戦から抜け出したい」

 その中で今季も観客動員数100万人に球団史上最速で到達。オールスターには常連の筒香、山崎に加え、宮崎、ロペス、ルーキー東も選出された。

 「球場の増席改修は着実に進んでいる。不便をお掛けしているが、ファンに熱いエネルギーを注いでもらえている。横浜DeNA初期のころは監督が盛り上げていたが、ベイスターズのスター選手が増えてきた。チームに何人か出てこないと強くなれない」

 スポーツタウン構想を柱とした事業面では、プロ野球の球団で初となるオフィシャルホテルプログラムを開始。横浜スタジアムに隣接するホテル横浜ガーデンが第1弾の公認ホテルとなった。

 「1年のうち70日は本拠地の試合でこの街がベイスターズ色に染まる。でも、観戦だけではなく宿泊をしながら横浜の街を隅々まで味わってもらいたい。他にもさまざまなホテルがあるし、交通機関や旅行会社との連携もあり得るだろう」

 新スポーツ産業の創出を目指す事業として、インターネットサービス事業者と横浜スタジアムや周辺店舗などで使える電子地域通貨サービスの開発を検討することが決まった。

 「プロ野球では例がない難しい取り組みだが、これまでに得た経験を生かし、地元の経済規模や活力を大きくして盛り上げたい」

 女性ファン向けイベントでは老舗銘菓「ありあけ」が今季もイベントパートナーとなるなど、地元企業との連携も深めている。

 「一番は地元企業とともに、球場にみなぎっているパワーを外に発信して地域活性化につなげたい。われわれは先人から受け継がれたスタジアムやチームを預っている。横浜の素晴らしさを感じてもらえる仕掛けを、失敗を恐れずに打ち出したい。その努力を怠らずに進めることでチームも強くできると信じている」

     ○ ○ ○

 「Y Talk(ワイトーク)」では、ベイスターズの岡村信悟球団社長が球団経営や事業展開、地元横浜への思いなどについて、ざっくばらんに語ります。 =随時掲載

おかむら・しんご 1970年東京都生まれ。東大大学院修了、95年に郵政省(現総務省)入省。2016年4月にDeNA入社と同時に横浜スタジアム社長就任。同10月から球団社長にも就任し、同スタジアムの大規模改修や、横浜市内の小学校に選手寮のカレーレシピを提供するなどグラウンド外での活動に力を注ぐ。48歳。

 
 

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