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時代の正体 差別のないまちへ
差別活動家、ヘイト抗議の男性投げ飛ばす JR川崎駅

社会 | 神奈川新聞 | 2020年11月22日(日) 23:50

男性にけがを負わせ警察官に呼び止められる差別活動家の谷地中忠彦氏=JR川崎駅東口

 22日午後1時50分ごろ、ヘイト街宣が行われていたJR川崎駅東口で、川崎市在住の差別活動家、谷地中忠彦氏が差別に抗議をした男性(54)にかみついた上に投げ飛ばし、首や右手にけがを負わせた。川崎署が双方から事情を聴いている。

 同氏は極右政治団体「日本第一党」最高顧問の瀬戸弘幸氏と行動を共にし、ヘイト街宣に抗議する市民を動画で撮影、インターネット上にさらす嫌がらせの常習者として知られる。

 この日は駅周辺で「極左が差別をでっち上げている」などとデマを振りまく瀬戸氏と街宣車に同乗。信号待ちで止まった車に抗議をしようと男性が詰め寄ったところ、車から降りて男性につかみかかった。谷地中氏は写真を撮影しようとカメラを構えた本紙の石橋学記者の左膝を蹴った上、記者との間に入った男性の右手にかみつき、背負い投げのようにして路上に投げ飛ばした。

 同氏は柔道経験者。昨年3月にも別の抗議の男性を引き倒した。今年1月には取材中の石橋記者の足を背後から蹴ったことがある。

 
 

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