ベイスターズ

両リーグ最速30勝 5月27日・オリックス戦

  • 公開:2015/05/28 03:00 更新:2016/09/23 11:08
  • 神奈川新聞


フルマーク「山崎康が月間10S、闘争心で不安払しょく」

 今までの人生で味わったことがない不安に押しつぶされそうだった。

 4-2の九回。ルーキー山崎康が、危険球退場した24日の阪神戦以来となるマウンドに上がった。「ずっと怖いもの知らずでやってきたけど、一人でいるといろいろと考えてしまう」。中2日が果てしなく長かった。

 先頭のT-岡田に、いきなり146キロの直球を左前に運ばれた。「打たれた瞬間、われに返った。正々堂々と勝負しよう」。本来の闘争心にようやく火が付いた。

 原拓、駿太を決め球のツーシームで連続空振り三振に仕留める。最後もツーシーム。代打・竹原を遊ゴロに打ち取った。チームに交流戦初白星をもたらし、長い球団史上で初の両リーグ最速での30勝到達を果たした。

 頭部死球の後、知人を通じてぶつけた阪神・上本に電話で謝罪した。上本からは「(騒ぎになって)こちらこそ、ごめんな」と寛大な言葉をもらった。球界の先輩としての気遣いがうれしく、その励ましに、この夜のセーブで応えた。

 これで亜大の先輩・与田(中日)が持つ新人記録を更新する月間10セーブを達成だ。

 「最後の人間として責任を背負っている。僕の投げる1球が勝ちにつながる。信念を持って投げ続けていきたい」。試練を乗り越えた右腕はそう誓うと、中畑監督とがっちり握手。指揮官も「きょうでひとつクリアできた。交流戦で一番使えるよ」と満面の笑みで信頼を寄せた。


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