「公立の星」異例の再挑戦 ベイ、古村が初練習|カナロコ|神奈川新聞ニュース

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「公立の星」異例の再挑戦 ベイ、古村が初練習
茅ケ崎西浜高出身

  • 公開:2019/01/13 12:24 更新:2019/01/13 12:24
  • 神奈川新聞

 5シーズンぶりに選手としてベイスターズに復帰した古村徹(25)が12日、横須賀市長浦町のベイスターズ総合グラウンドで今季の初練習を行った。2014年オフの戦力外通告から、打撃投手1年、さらに独立リーグの3年間を経て異例のカムバック。「野球で見返してやる、という思いが自分を強くしてくれた」とたくましさを増した「公立の星」の再挑戦が始まる。
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 肌を突き刺すような冷たい海風もどこか気持ちがいい。「うれしいですね。自分の育った横浜だし、プロ意識を持たせてもらったのはこの球団なので」。慣れ親しんだグラウンドで古村は黙々と汗を流した。

 11年に地元の茅ケ崎西浜高からドラフト8位で入団したが、1年目はけがに泣き、2年目から2年間は育成契約。3年間でマウンドに上がったのは、2軍でのわずか1試合だった。

 15年は打撃投手として裏方へ回ったが、現役への未練を捨てきれずに飛び込んだ独立リーグで古村は力強さを増した。

 14年に最速138キロだった直球は年々威力を増し、昨年9月の入団テストでは150キロを計測。「筋力アップとかいろいろなことをやったけれど、一番は『自分はまだ伸びる』という気持ちだった」。一時は横手投げに変更するなど試行錯誤の日々。17年に独立リーグ愛媛から戦力外通告を受けた後には、スキー場でのアルバイトも経験した。「(周りに)あり得ない努力をした、とか言われるけれど僕はそんなこと感じていない。野球がずっと好きという思いだった」という。

 桑原、乙坂と同期のサウスポーはもちろん、再び厳しい世界に足を踏み入れたことを百も承知だ。「(14年当時の所属選手が)3分の1ぐらいしかいないし、シビアな世界。覚悟を持ってやらないといけない」と表情を引き締める。「スライダーもカットもフォークも自信があるけれど、得意なのはストレート。独立リーグの環境で伸びたことは自信になる」。どん底からはい上がった男がハマスタで躍動する姿が待ち遠しい。

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