反骨のデザイナー精神描く 【ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス】|カナロコ|神奈川新聞ニュース

映画

反骨のデザイナー精神描く 【ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス】

  • 公開:2019/01/11 15:56 更新:2019/01/11 16:33
  • 神奈川新聞

 英国ファッションブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド」の創始者で、同名のファッションデザイナーの半生を描いたドキュメンタリー映画。
続きを読む

 「そんな質問をする必要があるの?」。インタビューの相手にいら立つヴィヴィアン=写真。「パンクの女王」の異名を持つ彼女らしく、自分の考えをしっかりと持ち、ぶれない姿がスクリーンに始終映し出される。

 ヴィヴィアンのデザインといえば英国らしいチェック柄を思い浮かべるが、その精神はイングランドの支配から逃れようと闘った、スコットランドの兵士たちの衣装から着想を得ているという。「服のデザインには、物語と個性が必要なの」。自由を許さない体制への反発が、彼女のデザインの源なのだ。

 だが、反骨の文化を下敷きにした奇抜なファッションが世間から認められるようになるまでの間、ヴィヴィアンは人々から嘲笑を浴びせられてきた。本作では過去の映像なども交えながらその様子を赤裸々に伝え、ファッション史を塗り替えた彼女の功績をたたえる。

 現在、77歳。さっそうと自転車を乗りこなし、25歳年下のデザイナーの夫と二人三脚でブランドをけん引する。環境保護活動にも力を注ぎ、その思想をコレクションにも反映するなど、権威に屈しない彼女の行動力は、見ていてすがすがしい気持ちになる。

COMMENTSコメント

PR