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【動画】大さん橋でイベント続々  にぎわうハマの玄関口

  • 公開:2018/11/18 12:17 更新:2018/11/18 13:15
  • 神奈川新聞

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 クルーズ客船の乗客や乗組員が利用するミナト横浜の玄関口「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」(横浜市中区)が、市民や観光客らでにぎわいを増している。多彩な集客イベントを主催する指定管理者は「多くの市民に船や港に関心を持ってもらい、横浜港から船旅を楽しむ市民を増やしたい」と意欲を見せている。

 秋の空が広がる横浜港。10月20日、大さん橋の長くて広い岸壁に、全国や県内の名産品を扱うブースがずらりと並んだ。テーブル席では家族連れやカップルらが、キッチンカーで調理されたばかりの旬の幸をおいしそうに頬張っていた。

 「横浜港大さん橋マルシェ」は、2017年2月からクルーズ客船が入港しない週末を中心にこれまで10回開催。延べ19万人が訪れており、ミナトの恒例イベントとして定着している。

 岸壁は普段、乗下船客以外の一般の立ち入りを厳しく制限している。横浜港になじみが薄く大さん橋に初めて訪れる市民のために、マルシェ期間中は関内駅から無料シャトルバスを運行。市街地に近くて便利な国際客船ターミナルがあることをPRしてきた。

 大さん橋マルシェを発案して主催するのは、16年度から指定管理者となった横浜港振興協会、神奈川新聞社、ハリマビステムの共同事業体だ。このほか、市民と客船との結びつきを増やすため、今年3月からクルーズ客船の出港時に「黄色い見送りキャンペーン」をスタート。航海の安全と再会への願いを込めた黄色いタオルやケミカルライトを無料配布し、出港時に客船に向かって一斉に振る。

 これまでに90回近く実施しており、多くの市民や観光客のほか、今年9月には「伊勢原手作り甲冑(かっちゅう)隊」が参加するなど盛り上がりを見せる。

ケミカルライトを手に飛鳥2を見送る修学旅行生。出港すると、目前に夕暮れの景色が現れた=1日、横浜港大さん橋国際客船ターミナル

ケミカルライトを手に飛鳥2を見送る修学旅行生。出港すると、目前に夕暮れの景色が現れた=1日、横浜港大さん橋国際客船ターミナル

 都内に住む長女とほぼ毎回参加している地元の女性は「横浜にいながら非日常の空間が楽しめる。毎回、豪華客船に乗った気分で感動が分かち合えるので楽しい」と笑顔を見せていた。

 最近は横浜発着の外国船クルーズによる日本近海クルーズが増えたことでクルーズ料金が抑えられるようになり、ゴールデンウイークの9日間は約10万円に設定されるなど、他の旅行商品と変わらない料金で提供されている。日本船による2泊程度の手軽な横浜発着クルーズもある。

 そうした客船の魅力を伝える国内最大級のイベント「クルーズスタイル2018 横浜」が今年4月、大さん橋ホールで初めて開かれた。2日間で約3万6千人が来場し、船内の食事の試食などを楽んだ。19年も横浜開催に向けて準備が進められている。

 横浜港では19年4月、横浜ベイブリッジがくぐれない超大型のクルーズ客船が着岸する大黒ふ頭に新たなCIQ(税関・出入国管理・検疫)施設が完成。同年秋には新港ふ頭9号岸壁に新たな国際客船ターミナルが誕生する予定で、客船の受け入れ態勢がさらに強化される。

 全国屈指の客船の寄港実績を誇る横浜港だが、寄港数をさらに増やしていくためには「市民のアウトバウンド(海外旅行)を増やして、日本人のクルーズ人口を底上げをする必要がある」と、指定管理者の代表で同協会副会長の小此木歌藏さんは考える。

 20年東京五輪・パラリンピック後も見据えて「外国人によるインバウンド(訪日旅行)だけに頼ってはいけない。大さん橋でのイベントを通じて、より多くの市民に船旅の魅力を浸透させたい」と話している。

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