時代の正体〈457〉尊厳守るため不許可を 「ヘイト講演」問題|カナロコ|神奈川新聞ニュース

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時代の正体〈457〉尊厳守るため不許可を 「ヘイト講演」問題
記者の視点=石橋 学

  • 公開:2017/03/22 10:07 更新:2017/03/26 11:58
  • 神奈川新聞

【時代の正体取材班=石橋 学】極右政治団体「日本第一党」最高顧問で人種差別・排外主義の代表的唱道者である瀬戸弘幸氏が25日、川崎市中原区の市総合自治会館で講演会を計画している。瀬戸氏の言動から当日も差別の扇動を行う可能性が高い。川崎市などは慎重姿勢だが、私は施設の使用許可を直ちに取り消すべきだと考える。人権侵害を食い止めるためであり、瀬戸氏が発するメッセージはすでに被害を生じさせているからだ。
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 差別をする者ほど自分は差別などしていないと強弁する。今回「ヘイトスピーチと表現の自由」と銘打った講演会の企画こそが、その欺瞞(ぎまん)の典型である。

 瀬戸氏は昨年6月5日、ヘイトスピーチ常習者が主催したデモが市民の抗議によって中止となった件を「言論弾圧」と訴え、川崎市が取り組むヘイトスピーチ規制を含む人権擁護条例の制定阻止を「今年最大の闘争」と公言する。講演会の意図はだから差別の正当化であろう。それが証拠に講演会開催へ批判が寄せられても、ブログで「ヘイトなどとは関係ない言論の自由が今脅かされているから、こちら側はどのように反撃するかを話し合うのです」と言い募るのみである。


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