特報

時代の正体〈126〉立ち上がる若者たち(下)信じる未来のため闘う
 

  • 公開:2015/06/29 09:39 更新:2017/03/31 23:20
  • 神奈川新聞
SEALDsが国会前で行った抗議行動でマイクを握る慶応大の小林節名誉教授(中央)と奥田愛基さん(左から4人目)

SEALDsが国会前で行った抗議行動でマイクを握る慶応大の小林節名誉教授(中央)と奥田愛基さん(左から4人目)

 東京・渋谷のハチ公前広場、明治学院大4年の奥田愛基(あき)(23)がマイクを手に声を響かせた。
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 「デモなんかやっても意味ない、それより選挙に行けと言われる。でも、選挙のときに特定秘密保護法とか戦争法案とか、耳にしましたか? アベノミクス選挙だといって突然選挙をやった。その選挙では全体の2割しか自民党に投票していない。議会を軽視するような政権が出てきたときにはちゃんと街頭に出て、国民が声を上げなければいけないんです。だから俺たちはこうして街に出てきている。それくらい政治がめちゃくなことをやっているということなんです」

 もちろん選挙には行っている。でも選挙結果は民意を完全には反映しない。その認識が出発点だ。

 27日、学生団体「SEALDs」(シールズ=自由と民主主義のための学生緊急行動)が主催したデモ。国会審議が続く安全保障関連法案に反対の意思を示そうと「戦争立法絶対反対」「9条壊すな!」の文字がプラカードに揺れる。街宣車の上、言葉は次第に鋭くとがっていく。

 「安倍首相は国会審議でへらへらして『早く質問しろ』とか言い、人の生き死にに関わることを決めるのか。へらへらしながら自衛隊を戦地に送るのか」

 その背を押す一人の存在を奥田は思い出していた。

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