パートや契約社員など非正規職で働く独身女性が、離職せずに親の介護に携わるにはどうすればいいかを学ぶ講演会「仕事を辞めずにシングル介護」が、横浜市内で開かれた。介護や家事労働は女性の負担が大きくなる傾向があり、特に独身で非正規雇用の女性は介護者として過大な役割を求められるケースもある。一方、介護を理由に仕事を手放すことは将来の生活不安にもつながる。非正規シングル女性が仕事と介護を両立するにはどうすればいいか、母親の介護中で離職経験もある、ライターでファイナンシャルプランナー(FP)の村田くみさんが解説した。
新型コロナウイルス感染症による社会情勢の変化も踏まえ、村田さんが前提にするのが「親のことで仕事を手放さない」ということ。そのために重要なポイントとして【1】情報収集【2】きょうだいらと協力【3】親のお金で介護する─を挙げる。