新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は7日、10歳未満~90代の男女195人の感染が新たに確認された、と発表した。1日当たりの新規感染者としては、5日の130人を上回り過去最多となった。中等症4人、軽症167人、無症状24人で、113人の感染経路が不明。市発表の感染者は累計で5千人を超え、5183人となった。
年代別では20代が56人と最多。40代33人、30代31人、50代24人、70代13人、60代11人、10・80代が各9人、10歳未満6人、90代3人。居住区別では、中原区41人、川崎区28人、高津・多摩区が各27人、幸区23人、宮前区20人、麻生区17人、横浜市7人、東京都4人、鎌倉市1人。
市によると、感染経路が分かっているのは家庭内感染44人、陽性者との接触者38人。うちクラスター(感染者集団)が発生していた病院での感染が相次ぎ、市南部の病院で80代の女性入院患者が感染し計36人、市中部の病院で90代の女性入院患者と50代の女性看護師が陽性となり計9人、別の市中部の病院で20代の女性看護師が感染し計6人となった。また、昨年12月にスナックの忘年会で起きたクラスターでは、新たに70代の男性オーナーが陽性となり、感染者は計7人となった。
また、川崎区の高齢者デイサービス施設で新たなクラスターが発生。80代の女性利用者と70代のスタッフ2人の計3人が感染し、同施設の感染者は計6人となった。