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「+メッセージ」“既読問題”や個人情報でのメリットも

話題 | 神奈川新聞 | 2018年5月30日(水) 11:05

「+メッセージ」“既読問題”や個人情報でのメリットも(写真:女性自身)
「+メッセージ」“既読問題”や個人情報でのメリットも(写真:女性自身)

 SNSさえあれば、誰とでも連絡を取れる時代になったからこそ、ストレスはついてまわるもの。そんな不満を解消するため、大手3社が結束!

 「NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3社が始めた新しいSMS『+メッセージ』は、LINEなどのコミュニケーションアプリとほぼ使用方法が同じ。戸惑うことはなさそうです。サービス内容も、LINEやMessengerの機能を“いいとこ取り”しているので、使いやすいですよ」

 そう語るのは、ITジャーナリストの鈴木明子さん。今月9日からサービスを開始した、携帯電話番号だけでメッセージを交換できる「+メッセージ」をさっそく使っているという。

 これまでのSMS(ショートメッセージサービス)は、長いテキストや、写真が送れないなど、使い勝手がイマイチだった。しかし、3社が結束してバージョンアップ! これまでSMSでいわれていた不満が解消されたとか。

 「+メッセージでは文字数が従来の70文字から2,730文字と大幅に増えました。さらに、一度に送信できるファイルの上限は最大100MBもあるので、写真はもちろん動画も簡単に送信できます。そのほか、音声データ、位置情報、連絡先、ファイルなどを送ることができますよ」

 すでに購入した端末で使うには、アプリをダウンロードする必要がある。ドコモは「ドコモホームページ」、auは「au Market」、ソフトバンクは「Google Play」からできる。

 従来のSMSからの変更点は、送れるものが増えただけではない。

 「SMSは1通メッセージを送るごとに通話料3円が課金されていました。しかし、+メッセージでのやりとりはパケット通信料に含まれるため、利用コストは抑えられます。LINEなどの無料のコミュニケーションアプリが一般的になっている時代、有料なサービスは利用者にとってメリットがありませんよね」

 そして、「いちばんの違いは、“既読機能”でしょう」と鈴木さんは続ける。

 「グループチャットの場合、LINEは何人が読んだか表示されますが、+メッセージは、“誰が読んで、誰が読んでいないか”までわかるんです。PTAの連絡など、確実に相手が読んだか確認したい場合は便利です」

 この機能は、Messenngerにもある。しかし、+メッセージにしかできないことがあるのだ!

 「自分が相手からのメッセージを読んだとき、相手に『既読』がつくかどうか、自分で設定できるんです。『設定』の『プライバシー』から、『メッセージの既読機能』をオフにすると、メッセージを読んだことをお互い確認できない設定になります」

 LINEを使っていてよくあることと言えば、相手のメッセージを読んだとき、「既読がついただろうから返さなくちゃ……」とストレスに感じることが挙げられるだろう。この機能を使えば、“既読スルーしてるわね!”という相手からの無言のプレッシャーを感じることもナシ!

 さらに、鈴木さんは、「セキュリティ面においても安心感がある」と語る。

 「連絡先に登録していない人からメッセージがくると『未登録』と表示されます。迷惑メッセージなら、ワンタップで簡単に『迷惑メッセージ報告』か『ブロック』できるので安心です。ここでブロックするのは、+メッセージの送受信のみですから、対象者と電話することは可能です」

 +メッセージは、電話番号にひも付けて連絡を取るツール。電話番号は契約時に本人確認をしないと取得できない。

 「そのため、アカウントの乗っ取りや、なりすましメールの被害を受けづらいんです。LINEのように連絡先情報をアプリ上に読む込む必要がなく、個人情報が漏れる心配も少ないのも安心です」

 デメリットは、格安スマホ(MVNO)で使えないこと。そして+メッセージをインストールしているスマホ同士でなければやりとりはできないということだろう。ただ、5月以降販売の端末にはプリインストールされているので、利用者が増え、広がっていく可能性は高い。

 「サービスは開始されましたが、5月18日現在、ソフトバンクはサービスを一時停止中。ドコモとauのアンドロイドの利用者だけが使える状態ですから、ソフトバンクやiPhoneの利用者は解禁を待ちましょう。今後は、業者と提携し、クーポン配信や配達記録送付など便利なサービスが出てくるのではないでしょうか」【女性自身】

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