室町時代に築城され、戦国時代に小田原北条氏が改築したとされる小机城(横浜市港北区)にゆかりがある武将・笠原重政をテーマにしたアニメ映画「小机の重政」が完成し、1月に上映会が開かれる。
折しも小机城址(じょうし)で市教育委員会による発掘調査がスタートしており、地域のみならず歴史ファンなどからも注目が集まっている。
映画は、春恒例の「小机城址まつり」を訪れた3人の少女が重政のいる戦国時代にタイムスリップする物語。地元の地域演劇集団「スターリンクス」が制作したボイスドラマを基に、県立神奈川工業高校デザイン科の生徒がアニメ化した。
「小机城のあるまちを愛する会」の木村光義会長は「地域で作り上げたアニメ映画を機に、小机城址が観光の目玉になれば」と期待。「(市教委の)今後の調査で小田原北条氏との関係が見えてくればと思うと夢が膨らむ」と話している。
上映会は、港北公会堂(同区)で1月22日午後1時半開演。入場無料で先着250人。問い合わせは、同会のメール(shiromachi.scr@gmail.com)。(三木 崇)
横浜・小机城ゆかりの武将、アニメ映画に 1月に上映会
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小机城の魅力を語り、アニメ映画に期待を寄せる木村会長(左)=横浜市港北区の小机城址市民の森 [写真番号:952524]
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試掘で見つかった大小の柱穴の跡 [写真番号:952526]