コロナ禍に直面する途上国の子どもたちの現状を伝える写真展「新型コロナウイルス感染症と世界の子どもたち」が18日まで、横浜市緑区のみどりアートパーク(緑区民文化センター)ギャラリーで開かれている。県ユニセフ協会主催で、入場無料。
写真展では、感染症の拡大が手を洗える設備がない途上国の子どもたちに、より深刻な影響を与えている実態のほか、国連児童基金(ユニセフ)のワクチン供給への挑戦について、昨年4月以降に撮影された記録写真20枚をパネルにして紹介している。
同協会の関山万里子事務局長は「飢餓に苦しむ子どもたちの食料は、新型ウイルスが広がる前に比べ約2倍も不足している」と指摘。「誰一人取り残さないことが大切。写真展を通してこの問題をみんなに考えてほしい」と話した。
同協会はオンラインで活動を行う学生ボランティア「ユニシーズ」のメンバーを募集している。問い合わせは、同協会電話045(334)8950。
横浜・緑区でユニセフ写真展 コロナ禍、途上国の子どもは今
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アフガニスタンの難民キャンプで、笑顔で手洗いをする子どもたちを紹介する関山さん [写真番号:586609]