伊勢原市の青少年指導員や青少年相談室補導員を35年間務めた同市桜台の大谷信次さん(82)が2020年度の文部科学大臣表彰を受賞した。地域の子どもたちと向き合い、非行防止活動などに尽力したことが評価された。
大谷さんは「長いようであっという間の35年だった。周りの人の協力がなければここまでできなかった」と感謝を口にした。
自治会役員を務めていた1986年に青少年指導員に就任。地域の子どもたちと芋掘りや工作などに取り組み、遊びながら自主性を育む活動に力を入れた。
94年からは主に中高生の非行防止に取り組む青少年相談室補導員となり、昨年3月まで26年にわたって務めた。