新型コロナウイルスのワクチン接種を担当する神奈川県職員の半数以上の残業時間が月80時間を超えていたことが13日、分かった。
月80時間以上の残業は「過労死ライン」の一つの目安とされている。
県によると、4月に月80時間以上の残業をしたのは応援職員を除いた担当者17人のうち、10人に上った。最も多い職員の残業は110時間だった。
高齢者向けの接種が4月から始まったほか、医療従事者向けワクチンの配送が本格化するなどし、市町村や医療機関からの問い合わせに追われたという。