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「熊除け鈴」で安全な登校を 相模原・山間の小学校に寄贈

経済 | 神奈川新聞 | 2019年3月25日(月) 05:00

小林輝明教育局長に「熊除け鈴」を手渡す中村勝彦社長(左)=相模原市役所
小林輝明教育局長に「熊除け鈴」を手渡す中村勝彦社長(左)=相模原市役所

 相模原市緑区の山間部に近い六つの市立小学校の新1年生76人に、産業用ロボット制御設計の中村電機(同市南区大野台)の中村勝彦社長が18日、「熊除(よ)け鈴」を贈った。同市役所で小林輝明教育局長に鈴を手渡した。

 贈り先は藤野、藤野北、藤野南、青野原、鳥屋、桂北の6小学校。市教育委員会によると、緑区沢井の民家の敷地で今月上旬、クマの足跡が見つかるなど同区内の山間部ではクマの痕跡がしばしば報告されている。

 中村社長は2013年、やはりクマの目撃情報や足跡があったことから、自社で使う電線材料を加工して鈴を取り付けた「熊除け鈴」を作製。子どもたちが安心して通学できるようにと寄贈した。以来毎年、「熊除け鈴」の寄贈を続けている。

 中村社長は「安心して通学してほしい」という願いとともに「市内の工場やものづくり企業に、子どもたちが興味を持ってもらえれば」などと話していた。

 例年、鈴を受け取った1年生はランドセルなどにくくりつけて登下校しているという。


子どもたちに贈られた「熊除け鈴」
子どもたちに贈られた「熊除け鈴」
 
 

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