【2021年9月24日紙面掲載】
現代創作人形作家18人が一堂に会し、横浜人形の家が収蔵する陶製ビスクドール、布製レンチドール、自動で動くオートマタ人形などといったアンティークドールからインスピレーションを得て、制作した新作を中心に紹介。90点以上が並ぶ。
陶製で球体関節を持ち、ドレスなどを着た人形、ビスクドールは約150年前に欧州で広まった。
日本における創作ビスクドールの第一人者として知られる三輪輝子をはじめ、幻想的な創作ドールを制作する恋月姫、人形制作集団「月光社」ら各作家の新作を多数展示する。
作家それぞれが創作した「オマージュ作品」は、人形の表情はもちろん、衣装やしぐさなど細部にわたって、伝統的な人形に敬意を払って制作した様子がうかがえる。展示作品の多くは抽選販売も行う。
横浜人形の家:10月10日まで。月曜休み。観覧料900円、小中学生450円(いずれも入館料込み)、未就学児無料。みなとみらい線元町・中華街駅徒歩3分。問い合わせは横浜人形の家、電話045(671)9361。