横浜高・渡辺監督が勇退 甲子園5度制覇 今夏限り、後任は平田部長|カナロコ|神奈川新聞ニュース

横浜高・渡辺監督が勇退 甲子園5度制覇 今夏限り、後任は平田部長

全国選手権大会で春夏連覇を達成し、胴上げされる渡辺監督=1998年8月22日、甲子園

他の写真を見る
 春夏合わせて5度の全国制覇を誇る横浜高校(横浜市金沢区)野球部の渡辺元智監督(70)が今夏限りで勇退することが13日、分かった。長年の激務による体調不良が理由で、今後は終身名誉監督として指導に携わり、後任監督をサポートする。ベンチに入って指揮を執るのはことし夏の大会が最後となり、後任は渡辺監督の教え子でもある同校野球部の平田徹部長(32)が務める。

 渡辺監督は神奈川新聞社の取材に「思うように体が動かなくなり、グラウンドに出るのが負担になった。選手を裏切るような形になって申し訳ない。夏は最後まで指揮を執る」と語った。

 渡辺監督は1944年の松田町生まれで、高校時代は同校の外野手として活躍。卒業後はコーチを経て、68年に24歳で監督に就任し、同校野球部前部長で、昨夏限りでコーチも退任した小倉清一郎氏(70)とともに全国屈指の強豪校に育て上げた。

 監督としては春の選抜大会に15度、夏の全国選手権大会に12度出場。98年には松坂大輔投手(プロ野球ソフトバンク)や小池正晃外野手(現横浜DeNAコーチ)らを擁し、春夏連覇を達成するなど春は3度、夏は2度の全国制覇を果たしている。監督として挙げた甲子園通算勝利数51勝は、智弁和歌山高校の高嶋仁監督の63勝、大阪・PL学園高校の中村順司元監督の58勝に次いで歴代3位タイ。

 松坂投手のほか、涌井秀章投手(ロッテ)や筒香嘉智外野手(横浜DeNA)ら多くの選手をプロ野球界に輩出しただけでなく、野球を通じた人間教育をモットーに選手を育成。時に寝食をともにするなど情熱的な指導で、ことし創部70周年を迎えた同校野球部を半世紀にわたり支えてきた。

PR