ずさん審査常態化 聖マリアンナ医大|カナロコ|神奈川新聞ニュース

ずさん審査常態化 聖マリアンナ医大

会見の冒頭、謝罪する尾崎承一病院長(左)ら=15日午後9時すぎ、川崎市宮前区の聖マリアンナ医大病院・難病治療研究センター

 聖マリアンナ医大(川崎市宮前区)の調査委員会は15日、精神保健指定医の資格を取り消された20人のうち、指導医を除く11人全員が担当ではない患者の症例リポートで資格を申請していたことを明らかにした。申請には8例のリポートが必要だが、1症例を複数の医師が使用する「重複症例」も9医師に計26例確認されるなど、ずさんな申請体制が常態化していた。病院側は同日夜に会見し、「国民の信頼を裏切り、弁解の余地がない」と謝罪した。

 調査委の青木治人委員長(同大副理事長)によると、神経精神科内では資格取得の参考にするため、先輩医師の資料を譲り受けることが慣例化。紙ベースだった資料が2011年ごろからデジタルデータとなり、「治療経過などの文書をわずかに書き換えて提出する例が見られた」という。

 提出する8症例についても、自身が担当した1人の症例以外は別の医師の症例を採用していた悪質なケースもあった。青木委員長は「病棟内のカンファレンスで共有したものを、症例として拡大解釈して使っていた」などと説明した。

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