平和なシリア伝えたい 横浜で遊牧民の写真展|カナロコ|神奈川新聞ニュース

平和なシリア伝えたい 横浜で遊牧民の写真展

シリアの砂漠に住む遊牧民の家族を撮影した一枚(吉竹さん撮影)

 シリアの砂漠に住む遊牧民の家族を17年間にわたり写し続けてきた写真家、吉竹めぐみさん(49)=東京都世田谷区=による写真展が7日から、横浜ユーラシア文化館(横浜市中区日本大通)で開催される。紛争をきっかけに中東やアラブへの偏見や誤解も生まれていることから「平和に生きる彼らのことを少しでも知ってもらいたい」と企画した。

 昨秋、撮りためてきた膨大な写真を写真集にまとめて発刊した。今回はその一部に当たる25点を展示する。

 吉竹さんがシリアへ毎年のように撮影へ行くようになったのは1995年。人里離れた荒野で暮らす遊牧民ベドウィンと生活をともにし、星空と人々の生き方に魅せられた。

 過酷な環境下で限られた生活物資で生きるベドウィンは「互いに助け合い、年長者を敬い、慎み深く思いやりにあふれ、私たちよりはるかに心豊かで平和に暮らしてきた」

 その平和がいま失われようとしている。「一刻も早く争いが終わり、私の愛する家族たちが幸せに暮らしてもらいたい」と、通い詰めたかの国への思いを写真展に込めている。

 展示される写真には、愛らしい子どもの笑顔や家族らのふとした生活の瞬間など、温かみあふれる姿が映し出されている。

 会場は同館1階旧第1玄関で、午前9時半~午後5時(水曜日は午後7時まで。月曜休館)。入場無料。問い合わせは、同館電話045(663)2424。

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