鎌倉市の生活保護申請窓口についたて 2年以上 外部指摘で撤去|カナロコ|神奈川新聞ニュース

鎌倉市の生活保護申請窓口についたて 2年以上 外部指摘で撤去

ついたてが立てられ、引き出しなどが置かれていた生活保護申請のための相談窓口=鎌倉市役所

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鎌倉市役所の生活保護申請を受け付ける相談窓口が、2年以上にわたり利用できない状態だったことが30日、分かった。申請者が相談せずに引き返すケースもあったといい、支援団体が市に改善を要請。市は同日、カウンターを隠していた棚などを撤去し、窓口を復活させた。

市役所1階の生活福祉課には、「生活保護」と表示された窓口と「戦没者等遺族援護」などと表示された窓口の二つがあり、このうち「生活保護」の窓口が、棚やついたてでふさがれていた。

同課によると、2012年度の業務内容拡大に伴い職員が3人増員され、机などを置く執務スペースを確保したため窓口を閉じた。生活保護に関する相談は面談室で受けており、12年度以降も相談や申請の件数は「微増傾向」という。

4月に同課を訪れたものの「相談を受け付けていない」と思い帰宅したという50代の男性が、6月に労働問題などに取り組むNPO法人「POSSE(ポッセ)」に相談し発覚。同法人の川村遼平事務局長(27)は「受給(希望)者を制度から遠ざけるような対応は、あってはならない」と市に改善を求めていた。

同課の曽根健治課長は「勇気を出して訪れる市民がほとんどの窓口で『来て良かった』と思われる対応が必要だった」などと不備を認めている。

【神奈川新聞】

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