朝鮮学校補助金不交付、福田市長「県の見送り踏まえ」/川崎市|カナロコ|神奈川新聞ニュース

朝鮮学校補助金不交付、福田市長「県の見送り踏まえ」/川崎市

川崎市の福田紀彦市長は10日の同市議会定例会本会議で、本年度の市内の朝鮮学校への補助金交付を見送ることを明らかにした。県が本年度の朝鮮学校への予算計上を見送ったことを受け、福田市長は「県を補完する補助金の本来の考え方から、県が予算計上を見送っている状況を踏まえ、今年度の補助金の交付は行わない」と理由を説明した。来年度についてはあらためて検討するとしている。自民党の石田康博氏(宮前区)の代表質問に答えた。

川崎市は本年度、市内の初級学校2校に教材の購入に使える整備等補助金、教職員向けの研修費補助金、保護者に授業料のため月6千円補助する児童等保護者補助金として計約840万円を計上。交付は授業視察を行った上で判断するとしていた。

視察を実施していないことについて、岡本隆市民・こども局こども本部長は「県の予算が計上されていないことから市も補助金を交付する根拠がないと判断した。そのため視察の必要性はないと考えている」と答弁した。来年度の補助金交付については、福田市長は「予算編成のなかで、市の補助のあり方について検討していく」と答え、態度を保留した。

市はこれまで、「幼児や児童の健全育成や教育を保障する観点から交付している」「県が補助してきた学校運営に関わる経常的経費とは別に、補助を補完的に行ってきた」などとして、補助金交付を行ってきた。

北朝鮮の核実験などを理由に、県は本年度、朝鮮学校への補助金の予算計上を見送り、横浜市もこれに続いている。福田市長は就任以降、朝鮮学校への補助金について言及を避けており、判断が注目されていた。

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