川崎市がURなどに20億円請求、ミューザ崩落で/神奈川|カナロコ|神奈川新聞ニュース

川崎市がURなどに20億円請求、ミューザ崩落で/神奈川

東日本大震災で天井の一部が崩落したミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)について、川崎市は9日、建築主の都市再生機構(UR)と清水建設など施工業者7社に、復旧工事や被害調査などの費用として約20億5085万円の損害賠償を求める訴訟を横浜地裁に起こした。

訴状などによると、崩落は、つり天井を支えるつりボルトやフック状金具の設置間隔が広かったことによって、局所的に大きな力がかかったことが原因と指摘。「建築当時の一般的技術水準に沿って設計、施工、工事監理を行う必要があったが、それを怠り、多大な被害を生じさせた」などとしている。

損害額の内訳は▽復旧工事=18億3525万円▽被害調査=1707万円▽安全点検=428万円-などとなっている。

URは「今回の事故を遺憾に思い、請求を重く受け止めている。訴状が届き次第、内容を検討の上、適切に対応したい」とコメントしている。

これまで市は昨年12月以降2回に分け、URと7社に対し、損害賠償を直接請求し、督促も行った。しかし、UR側は支払いには応じていなかった。

また、同ホールを本拠地とする東京交響楽団(東響)もURと7社に対してチケット減収分の損害賠償や慰謝料を請求してきた。今回、市が正式に提訴したことを受け、東響も近く損害賠償請求訴訟を起こす予定。

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