内山岩太郎元知事の銅像解体へ 震災後に住民からの倒壊「不安」の声受け、新たに胸像設置へ/横浜|カナロコ|神奈川新聞ニュース

内山岩太郎元知事の銅像解体へ 震災後に住民からの倒壊「不安」の声受け、新たに胸像設置へ/横浜

解体が決まった内山岩太郎元知事の銅像=神奈川区の県私学会館

私学復興に尽力した内山岩太郎元知事の功績をたたえる銅像が取り壊され、新たに胸像が設置されることになった。1975年に県私学会館(横浜市神奈川区)に建てられたが、台座を含めると8.6メートルの高さ。東日本大震災後、近隣住民から倒壊を不安がる声が寄せられていた。7月2日に解体式が行われ、胸像も披露される。

外交官だった内山元知事は47年、公選による初の知事に就任。67年まで5期20年務め、全国に先駆けて私立学校教育のための補助金制度を整備するなど、私学復興に力を注いだ。

銅像は、県私学団体連合会の有志で結成した「内山岩太郎銅像建設協賛会」が建立。高さ3・3メートル、幅5メートルの花こう岩製の台座の上で、右手につえ、左手には巻物を握っている。

地域のシンボルとして親しまれていたが、東日本大震災を踏まえ、大規模な地震による倒壊を危惧(きぐ)する近隣住民が、銅像を管理する県私立中学高等学校協会(工藤誠一理事長)に撤去を要望。惜しむ声もあったものの、同協会は安全性を重視し、解体を決めた。

築44年で老朽化していた同会館は4月から内装工事を始め、6月中に完了予定。新しくなった1階ホールに元知事の胸像を設置する。解体式では、内山元知事の長男らを招き、神事を行う。

同協会の長谷岑二郎前事務局長(67)は「会館の象徴である銅像を壊すのは寂しいが、先人が込めた私学貢献の思いを新しい胸像とともに残したい」と話している。

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