水難救助に浮桟橋、横浜駅周辺再整備で設置/神奈川|カナロコ|神奈川新聞ニュース

水難救助に浮桟橋、横浜駅周辺再整備で設置/神奈川

浮桟橋を利用して行われた水難救助訓練=横浜市西区南幸の幸川

横浜駅周辺の再整備を進めている横浜市は25日までに、西区南幸の幸川に浮桟橋を設置し、社会実験を開始した。防災や教育、観光など、水面を生かした町づくりにつなげるためで同日、水難救助訓練も実施。市都市整備局は「非常時の浮桟橋の利便性が確認できた。社会実験を継続し、町の活性化につなげたい」と話している。

市都市整備局によると、浮桟橋は縦約2メートル、横約10メートル、厚さ約30センチのプラスチック製。2013年3月まで設置する。

横浜駅周辺では、川への転落事故が後を絶たない。ことし6月3日、新田間川に男性が転落し、助けようとした神奈川署の署員(40)が死亡。同22日にも男性(33)が亡くなっている。

訓練には、市と戸部署、西消防署から計約30人が参加。水難者役の西消防署員に浮桟橋から浮輪を投げたり、ゴムボートを浮かべるなど、さまざまな救助方法を試した。

西消防署の松原正之署長は「桟橋のおかげで、救助者をすぐ水から引き上げられた」と利点を強調した。

市は、09年12月に横浜駅周辺の再整備計画「エキサイトよこはま22」を策定。「水のまちプロジェクト」として、河川や海を生かした魅力ある親水空間の創出を目指している。

浮桟橋が設置されている約1年半の間に、水運を活用した救援物資の輸送やシーカヤック体験、河川眺望や水面を活用した集客施設・サービスの創出など、社会実験を行い、検証するという。

【】

PR