鎌倉文士の品々並ぶ、鎌倉芸術館で「かまくら春秋」500号記念展/神奈川|カナロコ|神奈川新聞ニュース

鎌倉文士の品々並ぶ、鎌倉芸術館で「かまくら春秋」500号記念展/神奈川

小林秀雄のマフラー(左)など、鎌倉文士ゆかりの品々が展示される

鎌倉を拠点に発行を続ける文芸タウン誌「かまくら春秋」創刊500号の記念展示会が18日から、鎌倉市大船の鎌倉芸術館で開かれる。バックナンバーや、鎌倉文士ゆかりの品々などが並ぶ。22日まで。

かまくら春秋は、1970年4月創刊の月刊誌。「JR横須賀線で鎌倉から東京に出る間に読み切れるサイズ」のB6判で発行を続け、NTT全国タウン誌フェスティバルで「タウン誌大賞」などを受賞してきた。昨年の12月号で500号となった。

記念展では、バックナンバーや同社刊行の書籍のほか、鎌倉にゆかりのある文化人らにまつわる品々も並ぶ。江藤淳、竹山道雄らの生原稿や、川端康成らの写真パネル、有島武郎のカフス、小林秀雄のマフラー、里見とんの書などを展示。また、かまくら春秋社が所蔵する絵画や色紙などを販売し、売り上げを本として東日本大震災の被災地に贈る取り組みも行われる。

「(創刊した)昭和40年ごろには、文壇の中枢は鎌倉にあった。そうした地の利があって続いてきた」と、同社の伊藤玄二郎代表(67)。40年を超える歴史を「偉大なるマンネリ」と表現し、「愚直に続けることに意義がある。文芸だけでなく、鎌倉の街のあり方を問うてきた。その歴史を知ってもらうことで、これからのまちづくりにも役立てるのでは」と話した。

同館のギャラリー3で、午前10時~午後6時(22日は同5時まで)。入場無料。問い合わせは同社電話0467(25)2864。

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