宮前区役所移転案「なぜ」 鷺沼再開発で市民説明会 川崎|カナロコ|神奈川新聞ニュース

宮前区役所移転案「なぜ」 鷺沼再開発で市民説明会 川崎

鷺沼駅周辺再開発事業の基本方針案を説明する川崎市の職員=川崎市宮前区の宮前区役所

 東急田園都市線鷺沼駅前(川崎市宮前区)での再開発事業に合わせて区役所などを移転する基本方針案について、市は10日、同区内で市民説明会を開いた。地域住民からは移転の理由などへの疑問や批判の声が相次いだ。

 説明会は9日に続いての開催で、この日は午前と午後にそれぞれ向丘出張所と区役所で開いた。市民ら約320人が出席した。

 市の担当者が基本方針案を説明後、質疑応答の形式で意見を募集。住民からは「理由が分からない。民間の再開発ありき(の計画)ではないか」「計画の立体図案が出ていない中で決めるのはいかがなもの」などの意見のほか、「武蔵小杉駅(周辺)のようにタワーマンションが建てられないように」といったまちづくりへの要望もあった。

 再開発計画は、現在のバスロータリーなど約1・9ヘクタールの敷地が対象。東急電鉄や横浜銀行などで準備組合を設立し、都市型住宅や文化・交流・子育て支援施設などを一体的に整備する構想を描いている。

 市は4日、この計画に合わせて同区役所と市民館、図書館を移転する基本方針案を発表。施設の老朽化やアクセスの不便さが指摘されており、市はフォーラムや区民アンケートなどによる意見集約を経て決定したとしている。基本方針案によると、市民館と図書館は2026年度までに先行オープン、同区役所は30年度までに供用開始する予定。

 市は、3月6日まで市民から意見を公募するパブリックコメントを実施している。基本方針案は市ホームページや各区役所などで閲覧できる。問い合わせは、市区政推進課電話044(200)2309。

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