〈時代の正体〉在日コリアンの中学生を侮辱 匿名ブログの66歳男性に略式命令 川崎簡裁|カナロコ|神奈川新聞ニュース

〈時代の正体〉在日コリアンの中学生を侮辱 匿名ブログの66歳男性に略式命令 川崎簡裁

【時代の正体取材班=石橋 学】在日コリアンで中学生だった少年(16)をインターネット上の匿名ブログで誹謗(ひぼう)中傷したとして、川崎区検が侮辱罪で大分市の男(66)を略式起訴し、川崎簡裁が科料9千円の略式命令を出していたことが分かった。少年の代理人を務める弁護団が16日明らかにした。

 略式命令は昨年12月20日付。弁護団によると、匿名者によるネット上のヘイトスピーチが侮辱罪として処罰された初のケースとみられる。

 起訴状などによると、男は昨年1月22日、少年に関する神奈川新聞のウェブサイトの記事をブログに引用し、少年の実名を挙げた上で「日本国内に『生息』している在日という悪性外来寄生生物種の一派」「チョーセン・ヒトモドキ」などと書き込んだ、とされる。少年が同年7月に刑事告訴し、川崎署が同10月に侮辱容疑で書類送検した。

 男は「写楽」の名でブログを開設し、在日コリアンを差別する記事を常習的に掲載。今回引用した記事は、少年が参加した音楽イベントについてのもので、少年のルーツに触れていた。

 会見した弁護団の師岡康子弁護士は「ルーツを理由に、人間として認めないという侮辱ではすまない傷を本人や家族に負わせた。匿名の書き込みでも犯罪として処罰されることが示され、同様にネットで差別を楽しんでいる者たちにも教訓になる事例だ」と話した。

見合わぬ量刑、法の不備も


 ブログの記事には、およそ人が人に向けるものではない悪意が連なっていた。...

この記事が読めるプランは次の通りです。
カナロコ プレミアム 、カナロコプラス 、時代の正体プラン 、バリュープラン

PR