食べてみて、「適塩」料理 小田原でフェア開催へ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

食べてみて、「適塩」料理 小田原でフェア開催へ

適塩・健康メニューを提供する28の飲食店を紹介したマップ

 適度な塩分の食事を通じて健康づくりを目指す小田原市は15日から、市内28飲食店で公認の料理を提供するフェアを展開する。脳血管疾患による市民の死亡率が高いことへの対策として、市は小田原食品衛生協会(約1600店舗加盟)と協力し、市内の飲食店に「適塩・健康メニュー」を呼び掛けていた。提供店や料理を紹介したマップを配布し、2カ月間限定で官民挙げた普及を始める。

 地元の方言を取り入れて啓発する「健康おだわらイイ塩梅(あんべぇ)フェア」。提供店をまとめたマップでは、各店のオリジナルメニュー「だし香る親子丼」(食塩相当量2・2グラム、890円)、「チェリートマトとアンチョビのパスタ」(同1・5グラム、千円)などを紹介。市役所食堂(同市荻窪)では「豚バラ肉とチンゲン菜のさっぱり和(あ)え」(同3・4グラム、500円)を提供する(価格は税別)。

 「適塩」の基準は、食塩相当量が1献立につき3・5グラム以下、または1品1・5グラム以下の料理。「健康」は現行メニューの塩分を25%以上カットし、野菜をふんだんに使い、低カロリーなど健康を考慮したもの。

 市健康づくり課によると、市の人口10万人に対する脳血管疾患の死亡率(2017年)は88・9人。県内19市で横須賀(95・8人)、南足柄(91・4人)、平塚(89・4人)に次いで4位だが、全国平均(88・2人)、県平均(67・2人)を上回っている。長年にわたりトップだった時期もあり、市は13年度から市健康増進計画を基に力を注いできた。

 同課は「適塩(減塩)イコール味が薄い、おいしくない、手間がかかる、売れないという飲食業界の常識を覆し、メニューを今後も継続して提供できるよう、積極的にPRしたい」としている。

 今回完成したマップは市役所2階未病センターなど主な公共施設で配布するほか、市のホームページにも掲載している。また2月9日午後1時からダイナシティウエスト(同市中里)で告知イベント「あなたの体はどんな塩梅?」を開催。医師のミニ講演や、血圧測定、血管年齢測定、減塩みそ汁の試飲、塩分チェックシートを使ったアドバイスを行う。

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