7カ月の乳児死亡、揺さぶり原因か 父親逮捕、母も目撃?|カナロコ|神奈川新聞ニュース

7カ月の乳児死亡、揺さぶり原因か 父親逮捕、母も目撃?

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  • 公開:2019/01/11 02:00 更新:2019/01/11 15:12
 厚木市の自宅で2016年12月、生後1カ月の長男に暴行を加え、約6カ月後に死なせたとして、県警捜査1課と厚木署は10日、傷害致死の疑いで、父親で配送業の男(26)=厚木市=を逮捕した。県警は長男が「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」で脳に重い障害を負った結果、死亡したとみている。当時未成年だった母親の関与も調べているとの理由で、長男と父親の氏名を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、16年12月中旬ごろ、厚木市の自宅アパートで、長男の頭を激しく揺さぶるなどの暴行を加え、外傷性脳損傷による脳機能障害を負わせ、17年6月13日に生後7カ月で死亡させた、としている。

 父親は「強く揺さぶった結果、死亡させてしまったことは間違いないが、殺意を持ってやった訳ではない」と供述している。16年12月当時は長男と父母の3人暮らしで、母親は暴行を目撃していたとみられる。

 県警によると、同17日夜、長男は母親の知人が運転する車で、厚木市内の病院に運ばれた。目立った外傷は確認されなかったものの、頭蓋内に出血が見つかり、横浜市内の小児総合病院に入院。父母は搬送時「長男が呼吸をしておらず、体を強く揺さぶったら大泣きしてぐったりした」と説明したという。

 長男は脳が萎縮し、重度の運動障害が残るなど重篤な状態に陥ったが、症状が安定したため、17年3月に退院した。その後、父母と3人で厚木市内の母方の祖父母宅に身を寄せたが、17年6月に横浜市旭区のアパートに転居。長男は直後の同13日、容体が悪化したとして病院に搬送され、死亡した。調べに対し、父親は「おしゃぶりをくわえてうつぶせに寝ていて、朝起きたら息をしていなかった」と供述している。

 県警は、司法解剖や複数の医師らの見解などを踏まえ、長男の死亡がSBSに起因するとの見方を強め、当時一緒にいた父母が事情を知っているとみて捜査。9、10日と父母を任意で調べていた。

 病院は16年12月の長男の入院段階で、虐待の疑いがあると県厚木児童相談所に通告。同児相は退院後の養育環境について、父母に対し、長男の祖父母との同居を求めたが、横浜市内への転居後は3人だけで暮らしていた。父母は長男の通院先に近いなどの理由を挙げたという。

 厚木署も入院直後に連絡を受けていたが、署内での把握にとどめていた。捜査1課や人身安全に対応する部署が事態を把握したのは、長男の死亡後だった。