「被害踏まえ判断を」 原発避難訴訟原告団、横浜地裁に署名
- 裁判|神奈川新聞|
- 公開:2019/01/11 02:00 更新:2019/01/11 02:00
横浜地裁
署名の提出は昨年10月に続き2回目。昨年7月の結審以降、原告団が街頭や主催するイベントなどで集めたもので、前回提出分を合わせると2万8058人に達した。原告団は判決まで活動を続ける方針。
原告団の村田弘団長(76)は「多くの方から署名という形で応援してもらっている。裁判所にはこれまでにないわれわれに寄り添った判決を求めたい」と訴えた。
同種の集団訴訟は全国で約30件争われており、これまで出た7件の一審判決全てで東電の責任を認めて賠償を命じた。国が被告になっている5件のうち4件で国の責任も認定しているが、賠償額が請求額に比べて低く抑えられる傾向になっている。