「学年全体からいじめ」 横浜市立小児童、心身の苦痛訴え|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「学年全体からいじめ」 横浜市立小児童、心身の苦痛訴え

横浜市教委がいじめ調査報告を公表

いじめ重大事態の調査結果が報告された横浜市教育委員会臨時会=同市中区

 横浜市教育委員会は21日、市立小学校で起きた、いじめ重大事態の調査報告書を公表した。児童は「学年全体からのいじめ」で心身の苦痛を感じたと訴えている。一方、被害児童の保護者の意向で、公表版には、いじめの内容などの詳細は一切、明らかにされていない。

 公表版とは別に神奈川新聞社が入手した資料などによると、被害児童は現在、小学6年生。1年生から5年生までの間、断続的にいじめを受けた。クラス替え後も続き、「学年全体の児童から被害を受けた」と訴えている。

 被害児童側からの訴えを受け、学校の「いじめ防止対策委員会」に弁護士や臨床心理士らも加わり、被害児童と教諭から聞き取り調査をした。

 対策委の外部委員は、5年時の担任で学年主任でもあった教諭が多くの業務を抱え、被害児童が相談できなかったと訴えた点を問題視。補助教員の拡充などを文科省に働き掛けるよう市に提言している。

 市教委は報告書の内容を補った上で、各学校に周知し、再発防止につなげるとしている。市教委が調査中のいじめ防止対策推進法に基づく重大事態は、9件となった。

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