乗合「かみちゃん号」継続を 秦野のタクシー会社に寄付|カナロコ|神奈川新聞ニュース

乗合「かみちゃん号」継続を 秦野のタクシー会社に寄付

飯田社長(左)に協力金を手渡す井上会長 =秦野市役所

 秦野市西部の上地区で住民の足を担っている乗合自動車「かみちゃん号」を支援しようと、上地区の自治会長らでつくる上地区公共交通協議会が3日、運行している市内のタクシー会社「愛鶴(あいづ)」に協力金約40万円を寄付した。

 乗合自動車は路線バスの廃止を受けた事業で、同協議会を実施主体として2011年に実証運行がスタート。14年10月からは本格運行が始まり、同社が自主事業として担っている。

 上地区と最寄り駅の小田急線渋沢駅を3路線で結び、ワゴン車(定員13人)を1日計32便運行。料金は距離によって異なり、大人が200~300円、6歳以上12歳未満が100円に設定されている。

 市公共交通推進課によると、17年度の利用者数は2万3899人(1便当たり3・06人)。市や専門家などで構成し、市内の公共交通の確保などを協議する市地域公共交通会議の目標としている1便当たり3・72人に届いていない。

 18年度(10月末現在)の1便当たりの利用客も3・05人。人件費や燃料費などの経費約1195万円に対し運賃収入は約529万円と半分以下で、収支不足は国と市の補助金で賄っている。

 こうした事情を受けて同協議会は7~11月、住民に呼び掛け、今回初の寄付にこぎ着けた。同協議会の井上雅裕会長(70)は「運行継続が最大の目的」と期待。飯田隆明社長は寄付に感謝し「今後ともご利用いただければと思う」と述べた。

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