小さな新人王・東克樹(2) 「投手の他に何が面白いんや」|カナロコ|神奈川新聞ニュース

小さな新人王・東克樹(2) 「投手の他に何が面白いんや」

  • 神奈川新聞|
  • 公開:2018/12/02 02:00 更新:2018/12/02 10:46
少年野球教室で打撃練習の児童にボールを投げる東=11月24日

少年野球教室で打撃練習の児童にボールを投げる東=11月24日

(1)「プロは無理」言われ続けた
(3)独り立ち「名電行くわ」

 11月29日は、ベイスターズの東克樹の23回目の誕生日だ。毎年、特大のケーキでその日を祝ってきた母由紀(50)は、三重・四日市で当時のアルバムを手に、こう切り出した。

 「ほら、これ見てください。左利きなのにキャッチャーやったこともあったんですよ」

 少年野球チーム「三重クラブ」のユニホーム姿でマスクをかぶり、キャッチャーミットをはめた長男の写真を眺め、「5年生の時、上級生の球を捕れるのが克樹しかいなくて。右手のミットは珍しいでしょう」とうれしそうに言うのだった。

 2歳の頃から、雪が降っても自宅の庭でサッカーボールを蹴るほど、外遊びが大好きだった克樹少年。野球と出合ったのは小学校に入学するタイミングだった。

  ■ ■

 由紀はバドミントン部、父直史(50)はバスケットボール部で活躍した経験があり、息子にも何か運動をさせたかったという。小学校入学前から通っていたスイミングスクールを苦手にしていることを感じ取っていた2人は、野球かサッカーを習わせようと決め、自宅から近い少年野球チーム「三重クラブ」の練習を見学に克樹を連れて行った。...

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