「夢向かい動き続けて」 震災遺族が講演 伊勢原高90年で式典|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「夢向かい動き続けて」 震災遺族が講演 伊勢原高90年で式典

講演で生徒らに呼び掛ける千葉さん=伊勢原市民文化会館

 東日本大震災の津波で家族・親類7人を亡くし、生き残った長男のため、宮城県気仙沼市にバッティングセンターを建てた同市の牛乳販売店経営者、千葉清英さんが22日、伊勢原市田中の市民文化会館で「人生、旅の荷物は夢一つ」と題して講演した。

 県立伊勢原高校の創立90周年記念の式典に招かれ、在校生ら約1200人を前に講演した。

 千葉さんは長男から「気仙沼にバッティングセンターがあったらいいな」と言われたことをきっかけに「命を懸けてセンターを造ろうと決めた」。資金づくりのためにヨーグルトを売り歩き、2014年3月、気仙沼市内に「気仙沼フェニックスバッティングセンター」を開いた。打席数は亡くなった家族らと同じ7にした。

 千葉さんは「すべて失い、気付くことがたくさんある」と述べ、「夢に向かって動き続ければ必ずいいことがある。皆さんは伊勢原の宝。何があっても絶対負けず、逃げないで生きてほしい」と呼び掛けた。

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