30~50代男性、抗体検査無料に 風疹対策で川崎市|カナロコ|神奈川新聞ニュース

30~50代男性、抗体検査無料に 風疹対策で川崎市

川崎市役所

 首都圏で流行する風疹への緊急対策として、神奈川県川崎市は12月から、患者数の多い30~50代の男性の抗体検査を無料で実施し、免疫が十分でない場合は予防接種費用の一部を負担する。国は来年度から感染リスクの高い同年代男性への抗体検査補助の方針を示しているが、市は国に先んじて対策を取ることで流行を抑えたいとしている。

 市によると、妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんに難聴や心臓病などの障害が起きる恐れがある。市はこれまで、妊婦や妊娠を望む女性と、そのパートナーを対象に無料の抗体検査などを行ってきた。

 しかしワクチン制度の変遷により、30~50代の男性にワクチン接種を受けていない人が多く、感染者が増えている。市内の今年の患者数は11月11日時点で82人に上り、1桁台だった2015~17年に比べ急増。82人のうち、約8割を男性が占めているという。

 市は26日開会の市議会第4回定例会に、今回の風疹緊急対策の事業費8千万円を盛り込んだ補正予算案を提出。広報活動なども積極的に行い、男性の予防接種を促していく。

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