横浜市と石川県、クルーズ客船誘致へタッグ 新規航路開拓|カナロコ|神奈川新聞ニュース

横浜市と石川県、クルーズ客船誘致へタッグ 新規航路開拓

横浜港と金沢港の連携協定を締結した谷本石川県知事(右)と林横浜市長=16日、横浜市中区

 日本を周遊する外国クルーズ客船が増える中、横浜市は16日、石川県とクルーズ客船誘致に関する協定を締結した。横浜港と金沢港を発着港とする新規航路を開拓するため、共同で見本市の出展や船会社へのセールスを行うことにしている。

 横浜港の客船寄港数は2017年に178隻と国内屈指の数を誇る。一方、名勝・兼六園など日本文化を体感できる観光資源が豊富な金沢港は、今年は47隻で、うち12隻が両港に寄港した。

 金沢港へは横浜発着の日本一周クルーズでの寄港が多いが、日程は9泊10日前後と長い。日本では日程が長期になりがちなため、クルーズ人口が欧米に比べて少ないのが現状で、首都圏を中心にクルーズ愛好者を増やすことが課題とされていた。

 締結により、日程の短縮が期待される。具体的には、両港を結ぶクルーズと北陸新幹線での移動と組み合わせた「レール&クルーズ」を船会社に共同で提案し、短期で手軽に船旅が楽しめる航路の新設を求めていく。外国人乗客には両港の寄港地観光をPRするなど、相互に利益のある関係構築を目指す。

 横浜市中区で同日行われた締結式で、谷本正憲石川県知事は「横浜からは北陸新幹線で約3時間で金沢に行くことができる。それぞれの特徴を生かして客船の誘致に取り組んでいきたい」。林文子横浜市長は「既成概念にとらわれずに意見交換し、クルーズの活性化を図っていきたい」と意気込みを語った。締結式後は約200人が参加した「横浜港クルーズセミナー」が開かれた。

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