横浜の路上で女性刺され重傷 県警防犯カメラの解析進める|カナロコ|神奈川新聞ニュース

横浜の路上で女性刺され重傷 県警防犯カメラの解析進める

休日の商店街騒然

女性が刺され、倒れていた現場=11日午前9時50分ごろ、横浜市神奈川区の大口通商店街

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 11日午前3時半ごろ、横浜市神奈川区大口通の大口通商店街の路上で「女性が刺された」と、新聞販売店の男性から110番通報があった。県警捜査1課によると、女性は現場近くに住む会社員(34)で、上半身を刃物のようなもので刺されるなどしており重傷を負った。病院に搬送される前に「知らない男に刺された」との趣旨の話をしたという。

 県警は殺人未遂事件として、逃走した男の行方を追うとともに、現場付近の防犯カメラ映像の解析や、女性の周辺でトラブルがなかったかなどの捜査を進めている。

 女性は帰宅途中だったとみられ、出血した背中を押さえながら助けを求めたという。現場はJR大口駅から南に約400メートルの商店街の一角。

未明の商店街で凶行 休日の商店街騒然



 静かな老舗商店街に悲鳴とサイレンが響いた。11日未明に女性が何者かに襲われ、重傷を負った殺人未遂事件。横浜市神奈川区の大口通商店街の現場には血痕が残され、県警が付近の通行を規制して鑑識活動にあたるなど、重々しい雰囲気に包まれた。

 「女性の悲鳴と、『痛い、痛い。助けてください』という声を聞いた。白いセーターにジーンズ姿の女性が背中を押さえて歩いてきたが、手に血が付いていた」。通報した新聞販売店の男性店主(60)はこう振り返り、「まさかこんなことに遭遇するとは」と驚いた様子で話す。

 商店街で洋品店を構える男性社長(65)は、救急車とパトカーのサイレンで目を覚ました。女性が搬送されるところを目撃したといい、「警察官が女性に犯人の特徴を尋ねる声が聞こえた。この商店街で育ったが、人が刺されるような事件は聞いたことがない。女性の回復を祈ります」と心配そうに語った。

 大口通商店街は、戦前に起源があり、約380メートルにわたって約90店が軒を連ねる。市内でも有数の歴史と規模がある商店街で、役員を務める男性(66)は「数年前に防犯カメラを増設した。防犯面の対策はしっかりしている」と言う。呉服店の男性店主(50)も「防犯対策には力を入れてきたのに…。犯人が捕まっていないので、商店街から客足が遠のいてしまわないか心配」と表情を曇らせた。

 関係者によると、12日に商店街で、近隣の小学生の体験学習が予定されていたが、事件を踏まえ延期する措置を取ったという。

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