「銀の匙」作家・中勘助の側面 10日、平塚でシンポ|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「銀の匙」作家・中勘助の側面 10日、平塚でシンポ

中勘助の功績を記す文学碑、竣工(しゅんこう)式の様子=平塚市桃浜町(2018年5月)

 小説「銀の匙(さじ)」などで知られ、平塚市内で創作活動に励んだ作家中勘助(1885~1965年)の詩や随筆にスポットを当てたシンポジウムが10日、升水記念市民図書館(同市八重咲町)で開かれる。

 前平塚市長の大蔵律子さんが会長を務める「平塚ゆかりの作家中勘助を知る会」の主催。同会は5月、桃浜公園(同市桃浜町)に中勘助の功績をたたえる文学碑も設置した。

 シンポでは広く知られた小説家ではなく、詩人・エッセイストとしての側面に注目する。中勘助は平塚市内に7年間暮らし、平塚の田園風景を描いた随筆「しづかな流」を執筆。日課で海岸周辺を散歩し、約200編の詩も詠んだという。

 シンポでは詩人・文芸評論家林浩平さんや東京都市大の木内英実准教授が、作品の描写や創作過程について講演する。大蔵さんは「詩や随筆は長い小説より入っていきやすい。平塚ゆかりの文学者の姿をより深く知る機会にしてほしい」と話している。

 入場無料。午後2時から午後4時20分まで。問い合わせは同会事務局電話0463(31)4691。

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