「歴史踏まえ判断」 米軍池子住宅施設整備めぐり逗子市長|カナロコ|神奈川新聞ニュース

「歴史踏まえ判断」 米軍池子住宅施設整備めぐり逗子市長

平井竜一市長

 米軍池子住宅地区(横浜市金沢区、逗子市)の逗子市域に生活支援施設が新たに整備される方針などが表面化したことを受け、同市の平井竜一市長は8日、市議会基地対策特別委員会で「『池子の緑を守る』という市の長い歴史を踏まえ、(今後の対応を)判断していく」と述べ、慎重に対応する考えを示した。

 関係者によると、日米両政府は近く開催する日米合同委員会で、米軍根岸住宅地区(横浜市)について返還を前提に「日米共同使用」の協議を始め、返還条件としてきた池子地区の横浜市域での住宅建設を取りやめる方向で合意。逗子市域にレクリエーション施設などの整備計画が示される見通しという。

 冒頭、平井市長は南関東防衛局の担当者が7日に来庁し「現在、日米間で幅広く協議しており、協議が整い次第説明する」との説明を受けたと報告。「動きがあった段階で逐次、丁寧な説明を求めると要請した」と述べた。

 池子地区を巡る今回の動きへの受け止めを市議に問われ、市長は「事実か確認できないため、今は公式の見解を述べるのは難しい」と強調。その上で「事実であれば、横浜市域追加建設を元々反対していた逗子市としても歓迎すべき」との認識を示し、逗子市域の施設整備については「できるだけ速やかに情報を入手し、事実であれば中身について対応しないといけない」と答えた。

 また市長は、池子地区への住宅建設受け入れ賛否を巡り、市民が二分されてきたことを念頭に「『池子の緑を守る』という原点からスタートした長い歴史を踏まえ、市としての考えを判断しなければならない」と述べた。

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