教室に行こう 相模原市立相武台中学校(相模原市南区)|カナロコ|神奈川新聞ニュース

教室に行こう 相模原市立相武台中学校(相模原市南区)

グループに分かれての話し合い(画像の一部を修整しています)

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対話通し地域と交流 
「とても有意義」 「もっと関わりたい」


 放課後の図書室で、中学生と地域の人たちとの懇談会が催された。テーマは「中学生にのぞむこと 中学生がのぞむこと」

 地域の人たちからは「外遊びをする場所がなく、中学生はかわいそうだ」「災害時の力になってほしい。中学生も守られる側から守る側になってもらえないか」。中学生からは「公民館の学習ルームは夕方に閉館してしまう。部活動終了後の夜も利用できるとうれしい」などの声が上がる。

 互いの言葉に耳を傾け、うなずきながら和やかに進む。

 「中学生と触れ合う機会が少ない。もっと活動を知ってもらいたい」との地域の思いに、「行事にどうやって参加したらいいか分からないし、部活動や塾で忙しくて時間がない」と中学生。「塾の帰り道に暗い場所があって怖いので、地域の人にパトロールしてもらえないか」との中学生の思いには、「みんながパトロールをするのは難しいが、できる人もいるかもしれない」「防犯灯の設置も考えられる」との返答があった。

 今、地域とともにある学校づくりを目指した「コミュニティ・スクール(学校運営協議会)」が全国で増え、これまで以上に地域全体で子どもを育てようという思いが広がっている。

 懇談会を企画した校長は「大人同士の対話も大事だが、生徒が直接、地域の人と対話することで、それぞれに新しい学びがあるはずだ」と話す。

 中学生は会の後、「立場によっていろいろ考えがあることを学んだ」との感想を述べた。社会の中で互いを尊重し、共に生きていく大切さを学んでいく。

 「日頃、交流のない中学生との対話はとても有意義だった。中学生の立派な考えに驚かされた」「私たち中学生の言葉を真剣に聴いてくれたことが本当にうれしかった。もっと地域に関わりたいと思った」

 そこには対話を通して生まれた、地域の人と中学生の温かい心の交流と確かな学びがあった。地域の学校としての、新たな学びの始まりでもある。

 
さまざまな教室から、県教育委員会の指導主事や先生らで構成する「学び見守り隊」がリポート

神奈川県教育委員会では、他にも各校の取り組みを「元気な学校づくり通信『はにい』」で紹介。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f420082/

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